定番の味噌汁に煮物をはじめ正月にも欠かせない
一年中出回っている大根ですが、本来の旬は冬であり、寒さが厳しいほど甘さが凝縮して美味しくなるともいわれています。
熱々の料理にとろけるテイストの大根が入っていたら、冬でも思わず嬉しくなり、体も心も温かくなってきます。
お味噌汁や豚汁、けんちん汁などの和の汁ものに欠かせない具であるとともに、煮物にも外せません。
大根だけを醤油や砂糖で甘じょっぱく煮たり、たっぷりの鰹節で煮たおかか大根をはじめ、旬の柚子をしみこませた柚子味噌で頂くふろふき大根や、同じく冬が旬のブリと炊き合わせるブリ大根など、ご飯のおかずにもなり、熱燗などのお酒のお伴にもピッタリの料理です。
冬の時期にはお正月がありますが、お節料理に欠かせない紅白なますや、お正月のお雑煮に入れる定番の具材としていちょう切りや丸く切った大根は欠かせず、年末には需要が高まってお値段も高くなる正月食材の1つに数えられます。
http://www.tsukiji-yaokin.com/
おでんやお鍋にも外せない
大根といえばおでん、おでんといえば大根というほど、おでんに大根は外せないという方や、普段は大根にあまり興味がなく好きなほうではないのに、味がしみ込んだおでんの大根は大好きという方も多いのではないでしょうか。
大根は煮込み料理にも最適で、みずみずしくシャキシャキと生でも食べられる一方で、繊維質で硬く煮崩れがしにくいため、何時間も煮込んで味をつける煮込み料理にも向いています。
だしや醤油で味付けする和風の煮込み料理はもちろん、お肉やソーセージ、ニンジンなどと煮込むポトフなどの洋風煮込み料理にも使えます。
サラダや大根おろしなどサイドメニューにも
大根というと加熱調理がイメージされやすいですが、天ぷらや焼き魚など年間を通じて欠かせない添え物の大根おろしとしても活躍するほか、刺身のつまにも使われ、日本伝統の和食とは切っても切り離せない食材の1つです。
食物繊維が豊富で整腸作用も期待できる成分や、爽やかな辛みがあるため、油っぽい天ぷらや脂がのった焼き魚やこってりした刺身の添え物として最適なのです。
最近ではお口をサッパリさせたり、胃腸を整えてくれる働きを生かし、サラダにも活用されています。
千切り大根やおろし大根を使った和風のサラダは、居酒屋でも人気メニューの1つになっており、他のお野菜や豆腐と合わせたり、ツナやチキン、海鮮などと合わせたサラダなどお店やご家庭ごとに様々な大根サラダが楽しまれています。
また、大根おろしを使ったみぞれ鍋や、大根おろしで魚や鶏のから揚げなどを煮込むみぞれ煮も風情があって美味しくいただけます。