貯蔵されたさつまいもは甘みが抜群
サツマイモは秋に収穫の時期を迎え、旬の時期は秋ですが、実は美味しくなるのは冬ともいわれています。
それには貯蔵の仕方がポイントになりますが、サツマイモに最適な温度の低温でじっくり熟成させることで甘みが増し、収穫から2ヶ月から3ヵ月おいた時期が食べごろとなるので、ちょうど冬の時期に美味しさがアップするのです。
サツマイモの料理といえば、一番シンプルで本来の味や食感を楽しめるのが焼き芋です。
最近では家庭用の焼き芋器なども登場していますが、手軽な方法で焼き芋屋さんに近い味を楽しみたいなら、炊飯器を活用してみるのも1つです。
少量の水とともにサツマイモを入れて、普通に炊飯をするだけで、約1時間後には、サツマイモの種類により、ねっとりと柔らかな仕上がりや、ホクホクの仕上がりを楽しむことができます。
スイーツやおかずとしても人気の甘じょっぱい大学芋や天ぷら
サツマイモはシンプルに焼いたり、蒸したりして楽しむのはもちろん、油との相性もよく揚げる調理もおすすめです。
代表的な揚げ物料理といえば、スイーツやお茶請けとしてはもちろん、箸休めのおかずやお弁当にちょっと入っていると嬉しい大学芋や、男女問わず、お子様からシニアの方までファンも多いホクホクのサツマイモの天ぷらがあります。
大学芋は乱切りしたサツマイモを唐揚げにしたうえで、砂糖と醤油を煮詰めた甘辛いタレを絡め、黒ゴマをたっぷりとまぶすのが定番の作り方です。
天ぷらは輪切りにして天ぷら粉や小麦粉と卵、水を混ぜた手作りの天ぷら粉をまぶしてからりと揚げます。
そのままでも塩でも醤油や天つゆでも美味しく、大根おろしを添えていただくほか、天ぷら蕎麦に乗せても美味です。
スイーツとしても人気のさつまいもはおかずにもなる
甘くて食物繊維も豊富で便秘の改善や美容にもいいサツマイモは女性に人気の食材であり、様々なスイーツにもアレンジできます。
シンプルに砂糖と煮たり、蒸して潰した金団や、煮て潰してから寒天で固める芋ようかんといった和のスイーツから、バターや生クリームと混ぜてコクを加え、卵液を表面に塗って黄色く艶やかに焼き上げるスイートポテトや、小さく切ったサツマイモを散りばめたパウンドケーキなどの洋風スイーツもおすすめです。
甘くておやつに合うイメージのサツマイモですが、工夫次第でご飯に合うおかずにもなります。
醤油と砂糖、みりんなどで甘辛く煮たり、鶏肉やサツマアゲなども一緒に煮てコクを加えるのも美味です。
また、クリームシチューやグラタンの具にするなど、黄色の見た目もキレイで洋風のお料理にも活用できます。