冬の定番料理といえば、何といっても、かに料理です。

寒い冬の時期に市場に出回る旬のおいしい食材といえば、まず思い浮かぶのは、かにです。
冬の冷たい日本海で捕れるかには、実においしく、毎年これを食べなければ生きている気がしないというファンも大勢います。
毎年、かに漁の解禁を今か今かと待ち構えているという、かにの大ファンは全国に何万人もいることでしょう。
そんな人気の高いかに料理ですが、実にいろんな種類の食べ方が楽しめます。

かに料理あれこれ

かには、生でも加工しても、おいしく食べられることから、かに料理にはいろんなものがあります。
まずは、シンプルに生で頂く料理です。
これは、新鮮なものであればあるほど、味が引き立ちます。
かに身はやわらかいので、生で食べると、とろけるような感触が楽しめます。
味付けは好みに応じて、醤油、酢、ポン酢、さとう、わさびなどを適宜、混ぜ合わせて楽しみます。
生でかにを食べる楽しみは、かに料理の中でも一番、二番を争うものです。
なかなかこれは外せません。
次に、ポピュラーなかに料理として、ゆで料理があります。
ほとんどの家庭では、かにをゆでて召し上がることが多いのではないでしょうか。
買ってきたかにを適宜、食べやすい大きさに分けて、お湯をたっぷり入れた大きな鍋でしっかりゆでます。
ゆでる前に、あらかじめ食べやすいように、かにの足には切れ目を入れておくと良いです。
かにの身が見えるくらいに足の殻を削いでおくと非常に食べやすくなりますが、素人には、上手に削ぐ包丁使いがやや難しいかもしれません。
しっかりゆでた後は各人で取り分けて、酢醤油や、ポン酢、好みによっては、そこに砂糖を加えたりして味付けをします。
寒い冬にはぴったりのなべ料理として、かには最適の食材です。
そして、最後にお薦めの料理が焼きかに料理です。
目の前で炭火焼きにするのが、香りを楽しみながら焼けていくプロセスを満喫できるのでお薦めです。
特に甲羅にかに味噌を入れ、日本酒を入れて焼くのが、焼きかに料理の王様として最高にお薦めの一品です。
ぐつぐつと煮立ったかに味噌風味の日本酒を、甲羅から直接飲むのは最高の贅沢です。

どこで食べるか

いろいろなかに料理がありますが、それらをどこで食べるかということも考えなければなりません。
財布の中身との相談になりますが、やはり生のかにを食べるのであれば、専門店がベストです。
予算が許せば、漁港近くのかに料理店に足を延ばすことがお薦めです。
冷凍ものでは味わえない最高の生かに料理が味わえます。
それから、ゆでかにや焼きかに料理であれば、家庭でも、そこそこ楽しめるでしょう。